前記事で、娘が「繰り返し」がわからないという話を書きました。
どんなことがわからないのか具体例を挙げましたね。
「繰り返し」はどうやって勉強したの?
さて、この繰り返しについて、どうやって勉強したのか?具体例をまとめておきます。
曜日・年月日
日付関係については、百均で大きな壁かけカレンダーを買ってきました。
- 1週間は横1列で7日。
- 1週間は月曜日から日曜日。
- 日曜日になったら月曜日に戻る。
- これが繰り返されて1か月になる。
ひたすらカレンダーのマス目を見せながら、解説しました。
とにかく、視覚化できるものを用意するのが1番で、口頭で説明しても頭でイメージが描けないのでらちがあきません。
それでも、まだ曖昧なところはあって、1か月は大体何日?と聞かれて、言葉に詰まったりもします。久々に聞くと余計です。
でも、聞かないわけにはいかないし、知らなければいけないし、生活できません。
視覚に訴える→何度も実生活で質問する
この繰り返しでした。
音階
音階についても同じです。ピアノが自宅にありますので、それを指さしながら繰り返しの練習。
ただ、ピアノの実際の鍵盤だとどこが区切りなのかわかりづらいという事もあるので、特に必要がなければそこまで厳しくやらなくてもいいと思います。
娘はピアノを習っていたこともあって、初めにちょっと厳しめに教えたのですが、そのころはまだ、私自身が娘の「繰り返し」が苦手なことを把握してなかった時期でした。
ド~シが繰り返されていることがわかれば、それでいいかなと思います。
数字
それこそ数字に関しては、必死です。
以前記事にした「得点板」をはじめ、おはじき、ビー玉、お金、あとは紙に位を書いて読み方の練習をしたりもしました。
それについては後日また詳しく書くつもりなので割愛させていただきますが、数字の中身(大きさのイメージを描く)までは置いておくにしても、暗唱ができるくらいには早いうちになってほしいですね。
順序が違うのでは?と言われてしまえばそれまでですが、とにかく、本人に少しでも合った方法、本人が身に着けやすい方法を私たちが把握して、教えていかなくてはと思います。
「繰り返し」には要注意!
私たちにとっては、とても簡単に思える「繰り返し」
軽度知的障がいの娘にはとても難しい概念です。
私たちのあたりまえが通じないのが娘であり、だからこそ何ができないのを把握し、どうサポートしたらいいのかを考えつづけてきました。
今でもそれは継続で続いていて、これからも終わりはないんだろうな、と思ってます。
少しでも娘が生きやすくなるように。そうすることが、私たち親の役割ですね。
娘と似た特性を持つお子さんをお持ちの親御さんが読んでいらしたら、少しでも参考にしていただければ嬉しいです。