~軽度知的障害のおてんば娘の子育て記録~

インクルーシブ高校入学は正解だった?向いてる子って?

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ここのところ以前のインクルーシブ高校についての記事を読んでくださっている方が多く、皆さま進路探しには苦労されているんだな、と改めて感じています。

そこで、今回はインクルーシブ高校についてをもう少し深堀してみることにしました。

インクルーシブ枠で進学した感想と、実際に通わせている親の立場から、この枠での入学に向いているお子さんについて、個人的な考えになりますがお話ししたいと思います。

インクルーシブ教育実践校(以下インクルーシブ高校)の概要については、以前の記事にまとめてあるので、そちらを参考にしてくださいね。

中学卒業後の進路、どうしたらいい?
知的障がいがあっても受け入れてくれるところあるかな?
選択肢がなさ過ぎて心配

そんな不安な中、インクルーシブ高校の情報が少しでもお役に立てればと思ってます。

このブログについて

このブログは、
軽度知的障がいを持つ高校生娘の記録です。

知的障がいと分かったのは3歳8か月の時。
田中ビネー:64
 wiskⅤ:70前半です
(療育手帳取得済み)

特別枠を利用し、公立高校に進学。
運動、おしゃべり好きな女子に成長しました。

目次

インクルーシブ高校に入って正解だった?

結論から言うと、娘の場合、インクルーシブ高校に入学して正解でした。

なぜなら、娘の高校生活への希望をすべてかなえてくれたという点が一番大きいです。

友達をたくさん作って、部活やって、行事やって、おしゃれして…普通の女子高生生活を送りたい!

その娘の希望をすべてかなえてくれました

実は、始めはもう少し遠い学校を考えていましたが、通うには近いほうが安心、と変更。部活などで遅くなった時の道中の心配が減ったことは親としてはとてもありがたいです。

娘のタイプをもう少し詳しく言うと、コミュニケーション能力や生活能力は比較的高いほうです。
というか、コミュニケーション能力的にはかなりと言っていいほうかと思います。

距離が近すぎることがあるのでは・・??という不安はあるにせよ、他の生徒さんと話ができなくて…というタイプではないことは確かです。自分から輪の中に入っていくし

友達作りが趣味!

と言ったりもしています。

インクルーシブ高校では、一般の生徒と一緒に授業を受け、学校行事にも参加しています。インクルーシブ枠の生徒だからと言って参加できない行事はありません。

逆に通常のカリキュラムにインクルーシブ枠の生徒だけの実習がプラスであると考えてもらっていいと思います。

そして何よりもありがたいのが、一般受験で入学してきた生徒さんたちから学ばせてもらう事もたくさんあるという事。

当たり前のことがわかってなくて

は?

って思う事もあるんですが、そういう事も友達がやんわり教えてくれるのでとてもありがたいです。

もちろん、インクルーシブ枠の生徒さんとも同じ悩みを共感しあっている部分もあるのですが、そういう曖昧なところはそろって知らなかったり気づいてなかったりするので、周りを見て学ぶことができているように思います。

インクルーシブ枠の生徒だけで1クラス?

インクルーシブ枠で入学の子たちは各クラスに振り分けられます。

その年の入学人数によってはクラスに1人という事もあり得ますが、面接で1人でも大丈夫そうな子が選ばれているような気がします。

インクルーシブ枠の生徒が何人在籍していても、各クラスにつく支援担任は1人なので、インクルーシブ枠の生徒さんがクラスに少ないほうがお得感?はあるかもしれませんね!

とにかく、目が行き届いている感じがします。

授業はみんな一緒?

授業は、原則として一般の生徒と同じものを受講します。

高1時点で、週1時間の授業以外は一般入試で入学してきた生徒さんと一緒です。
週1時間だけ別教室に移動して、授業を受けます。
(でもこの間クラスメートが自分がいなくなることに気づいていなかった、と言ってました。そんな程度の認識です・笑)

その週1時間の授業の内容は一般常識的なことで、入学してすぐは住所を書く練習、職場見学に行けばお礼状の書き方、インターネットリテラシーなどについても学んでいるようです。

こういうことを教えていただけるのはとてもありがたいです。
特に、ネット社会に対する抵抗感のなさには怖いものがありますからね。

一般の生徒と違うところは?

生徒側で違うところと言えば、その週1時間の授業と、あとは夏休み中に職場体験があったり
学年が上がっていくと現場実習が入ってきたりすることです。

保護者側としては、毎学期保護者会があり(一般生はない)、進路についての説明をしてくださったり、職場見学に連れて行ってくださったりします。

すでに、保護者会が3回あり、面談も2回ありました。一般生より多く先生とも連携が取れているように感じます。

インクルーシブ枠で向いているタイプって?

どんなお子さんがインクルーシブ枠での公立高校進学に向いているか考えてみました。

行事や部活に参加してごく一般的な高校生活を送りたい
お友達をたくさん作りたい
毎日学校に行きたい

そんな願望を持っていらっしゃるお子様に向いていると思います。

毎日朝起きて学校に行き、授業を受け、部活(任意です)して帰ってくるという生活習慣がしっかりできていれば問題ないと思います。

逆に、朝がとっても苦手‥とか、日によって行ける日といけない日があるんだ…
という場合は、負担になってしまうと思います。

何より、出席することが進級の条件にもなってきますので、そこは説明会からかなり言われましたし、実際出席できないと評価のしようがなく、進級できないという事が現実に起きています。

卒業時の進路はフォローしてもらえるの?

進学、就労、さまざまですが、就労に関してはすべて学校を通してになります。

先輩の就職先などルートが開けていて、学校が独自に持っている場合もあり、実習などへの積極的な参加も推奨されているようです。(まだ未経験なので曖昧ですみません)

近隣の特別支援学校の勉強会などにも門戸が開かれていて参加できる場合はお知らせが来るので積極的に参加するとよいかもしれません。

特別支援学校のほうが就労には強いので、そういったところから情報をいただけるのはとてもありがたいです。

学校を通してと言いつつも、もちろん情報収集は親がするべきことなので、まかせっきりにせず、どういったところがあるのか…という事は調べておくといいですね。

まとめ

このように、我が家は娘の希望、親の希望、勉強のバックアップや就労についてのサポートを含めとても満足しています。

学力的に難しい娘にとって、面接と事前に提出する面接シートでの専攻はとても助かりました。選択肢が増えるのは、とてもありがたいですよね。

インクルーシブ高校は、毎日学校に通いたい、部活がしたい、行事に参加したい、そして1クラス40人弱の人数に抵抗がない場合はとてもお勧めできる環境なのでは、ないでしょうか。

インクルーシブ高校を受験する手順なども含めて、今後ご紹介しようと思ってます。

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