先生って本当に大事
娘が中学年だったときの担任の先生はそれはそれは理解のある先生でした。
元々支援級に入られていた先生で、そこから普通級の担任に。
発達に遅れがある子はどうしても自己肯定感が下がりがち。
その点を踏まえて、できたことをほめてくださる先生でした。
学校の先生は選べませんが、よりよい環境を探すことは間違っていないのでは?
と思います。
・どんな先生だった?
・先生の手厚い手立て
・理解のある先生だとこんなに変わる
今回はそんなお話をします。
どんな先生だった?
発達の勉強をされている先生でした。
子どもの困り感を探して、それをどうしたら解消できるか、考えてくださいました。
普通級の先生でしたが、今までのご経験でどういったところに困っているのかを見つけるのが
とても上手な先生でした。
子どもを褒めるという視点も持ち合わせてくださっていたので、娘も過ごしやすかったようです。
今でもその先生のことが大好きです。
先生の手厚い手立て
漢字ドリルをもう1冊用意
字を家でも練習できるように、学校で使っているドリルの他に、家庭学習用にもう1冊用意してくださいました。
学校で学んだ漢字を復習したり、新しい漢字を予習したりするのにとても役立ちました。
分度器にメモリを見やすくする紐を
特に印象に残っているのは、メモリを見やすくする紐をつけてくださったことです。
娘は分度器を読むのが苦手でした。どこのメモリを読むのかわからなくなってしまうんですね。
そんな娘のために先生は、分度器に紐をつけることで、メモリをより見やすくしてあげようと考えてくださったのです。
先生は、分度器に赤い紐をつけ、メモリを読みやすくしてくださいました。
この改造によって、だいぶ分度器のメモリがとても読みやすくなったようです。
どこがつかみづらいのか、そんなことをわかってくださっていました。
家庭への一筆箋
学校であった今日の褒めポイントを、一筆箋で教えていただくこともありました。
本当に熱心な先生で、今日○○ができていたので、ほめてあげてください、と家庭と協力して娘を育ててようとする気持ちが見えてとてもうれしかったです。
家庭でも使える問題集を教えてくださった。
家庭でも使える問題集を教えてくださいました。
このシリーズでいろいろな問題集がありました。
先生が教えてくださって初めて知ったのですが、娘の苦手分野を楽しみながらできたので、とてもありがたかったです。
このサイトでシリーズ全てが見れます!
理解のある先生だとこんなに変わる
その前年度は、できないことに涙するとが多かった娘ですが、先生のご指導で
「自分は漢字が得意かも」・「できることがある!」
と思えたようで、やってもできない…と泣くことが減りました。
特に漢字に関しては、今までひとりでは覚えられなかったのが、テストのために勉強して覚えられるようになりました。
それはかなり大きな成果で、今まで付きっ切りでやっていたのが嘘のようにできるようになりました。
先生がほめてくださって、本人に自信がついたおかげかな、と思ってます。
今でも自分の中では漢字は得意と思っているので(もちろん、年齢相応ではありませんが)その辺りはとても助かってます。
やっぱり自分の中で自信が持てることができると、自ら覚えていけるんだな、と感じた出来事でした。
漢字の覚え方については、また詳しく別記事にします。
まとめ
環境が大事、指導者が大事、とは療育の先生から再三言われていましたが、娘の苦手を見つけてくださった療育の先生しかり、毎日関わってくださったこの先生しかり、苦手を受け止めて、少し手を差し伸べてくださるだけで本人の困り感は格段に減るんだと実感しました。
本人もしんどさを感じることが多い日々の生活の中では、ちょっとしたことでも変わっていけることがあります。
その環境選び、よりよいところを探していくのも親の役目かな、と思ってます。