~軽度知的障害のおてんば娘の子育て記録~

神奈川のインクルーシブ高校(インクルーシブ教育実践校)ってどう?

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神奈川 インクルーシブ 高校 県立高校 

中学卒業後の進路を探すにあたって、公立のインクルーシブ高校(インクルーシブ教育実践校)への進学を検討されている方も多いですよね。
※長いので、以下「インクルーシブ高校」と便宜上書きますね。

娘は今、インクルーシブ枠でインクルーシブ高校の1つに通っています。

先日リタリコの方とお話していたところ、

インクルーシブ枠での入学されている方と初めて会いました。
なかなか情報がなくて…

とおっしゃっていて、進学先として検討していてもなかなか中身が見えていないことを実感しました。

「インクルーシブ高校って、勉強はついていけるの?」
「みんなから浮かないの?」

そんな不安を解消するために、今回は神奈川県立高校のインクルーシブ教育実践校について、実際の様子をまとめてみました。

目次

神奈川のインクルーシブ高校(インクルーシブ教育実践校)とは?

神奈川県HPからの抜粋になりますが、

「インクルーシブ教育実践推進校」とは、誰もが大切にされ、いきいきと暮らせる「共生社会」をめざして、知的障がいのある生徒が高校で学ぶ機会をひろげながら、みんなで一緒に過ごすなかで、お互いのことをわかりあって成長していくことを目標にしている高校です。

https://www.pref.kanagawa.jp/docs/j7d/cnt/f533456/index.html 神奈川県HP

知的障がいがある生徒が、みんなと一緒に過ごし、学ぶ学校ですね。

個人的には軽度知的障がいの娘にはぴったりのとてもありがたい制度だと思ってます!

どの学校に設置されている?定員は?

令和6年度入学生から新たに4校を指定し、18校になります。
※が新たに指定される学校になります。

定員は各学校21名です。

立ち上げ当初は3校だったインクルーシブ高校ですが、18校とはだいぶ増えましたね!

県内全域に設置されているので、自宅から近いところを選べるようになり、通いやすくなったのではないでしょうか。

県がインクルーシブ教育に力を入れていることがわかります。
選択肢が増えて助かりますね!

授業はどんな感じ?

インクルーシブ教育実践校では、インクルーシブ枠で入った生徒も一般の生徒と同じ授業を受けます。そして、ティームティーチング制を取っている教科もあり、補助の先生が入っています。

補助の先生は、授業中に生徒の理解度を把握したり、わからないところをフォローしたりしてくださるので、子どもは質問がしやすいようです。

「授業、分からないところだらけだろうからどうしよう」と本人は心配していたようですが、周りの友達が助けてくれることも多く、グループワークも何とか乗り切ってます。

英語の単語とか、漢字が読めなかったりすると周りの友達が教えてくれたりして、すごい助けられてます。

テストはみんなと同じ?

テストは基本的には同じです。

ただ、事前にインクルーシブ枠の生徒を集めて補習をしてくれる先生もいたり、各学年に1部屋ずつ設けられているリソースルームでテスト前になると個別に対策してくださる先生もいます。

先生の裁量でリソースルームでテストを受けることもあると聞いていましたが、今のところその経験はありません。

先生たちがテストで少しでも点数を取らせようとしてくれていて、すごくありがたいです。

インクルーシブ枠入学で大事なことは?

インクルーシブ枠で大事なことは、

とにかく学校に行くこと

それが、進級の条件にもなると説明会でもかなり強調されました。

そして、できることに一生懸命取り組むことが求められます。出来ないことがあるのは当たり前。でもできるであろうことには精一杯取り組みましょう!という方針です。

それから、

自分の障がいを把握して、周りに助けを求められること

これもとても大切です。

社会では周りのみんなと一緒に生きていきます。

自分は○○が苦手なので○○というようなサポートをしてもらえると助かります。

それをきちんと言えることが求められます。

社会で生きていくための大事なスキルだと私も思っています。

入試は難しい?

インクルーシブ高校の入試は、面接シート(神奈川県のHPにあります)の提出と面接です。

面接では、面接シートに記載したことや調査書の内容(部活など)から質問されます。

面接でアピールしたいのは、高校生活への意欲や、できることを一生懸命やってきた、そしてこれからもやろうとする姿勢です。

面接の内容については、別記事でまとめますね。
私も協力します!

まとめ

今回は神奈川県のインクルーシブ高校(インクルーシブ教育実践校)について、まとめてみました。

軽度知的障がいを持つお子さんの進学先候補として気になっていらっしゃる親御さんも多いかと思います。

  • うちの子に合うのかな?
  • うちの子には難しいんじゃないか?
  • 周りの生徒や先生たちは受け入れてくれるかな

私も入学前はとても心配していましたが、娘はとても楽しく生き生きと学校に通っています。

入試手続きなどの流れや、学校生活についてはまた追って記事にしたいと思います。

進路選択の参考にしてもらえると嬉しいです。

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