娘の発達遅滞がわかったときに、
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頑張ればいずれは追いつくのではないか?
と考えていました。
そのために、頑張らなくちゃいけないんだ
と。
ここで、こんなことを書いていいのか、と思いましたが、
- これから何をすべきなのか
- どういった気持ちで向き合ったらいいのか
障害がわかってから10年以上たって、ようやく
能力には限界があるんだ
と初めて受け入れられたことを書いておきます。
このブログは、
軽度知的障がいを持つ高校生娘の記録です。
知的障がいと分かったのは3歳8か月の時。
田中ビネー:64 wiskⅤ:70前半です
(療育手帳取得済み)
特別枠を利用し、公立高校に進学。
運動、おしゃべり好きな女子に成長しました。
軽度知的障がいは追いつく?
単刀直入に言うと、
知的な遅れが追い付くことはない
と娘を見てきて実感してます。
当時、一生懸命頑張れば、できるかもしれない、追いつくかもしれない、そう思いながら育児をしていました。
特に娘は勉強面での遅れが顕著だったので、頑張ればできるようになるだろうし、私があきらめちゃだめ、と。
だって、自分だって苦手なことは、何度も努力することで乗り越えてきたから。
でも、娘が小学校5年生ごろでしょうか。
ふと、
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ああ、もうここまでなのかも…
と限界を感じたことがありました。
毎日毎日少しずつでも進めようと、娘と頑張ってきましたが、勉強はもう無理なのかも、と。
いくら繰り返しても、ざるのように抜けていくし、理解したようでしていない。
例えば、前日3時間かけて教えたことが翌日は白紙。
努力を止めてはいけないし、努力することは教えないといけないけど、
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私自身、もう気持ちを緩めてもいいのかも、
と。
ずーっと頑張らなくちゃと気を張っていましたが、もうそこまでしなくてもいいのかな…と思えた瞬間でした。
知的障がい、追いつけない現実を受け入れた
だからと言って、娘に対して、あきらめるというわけではありません。
教えることは山ほどあるし、身に着けてほしいことはたくさんあります。
でも、教えていく内容を変えよう、そう思いました。
自立した日常生活を送れること
・料理
・洗濯
・掃除
・整理整頓
勉強面では
・最低限の計算
・小学校6年生までの漢字
(ここまでできれば新聞の見出しが読めると言われていました)
これを大事にしようと、自分の中で決めました。
もちろん、これには日々の一般常識的なことも重ねて教えていかないといけないですけどね。
なので、
- 好きなニュース記事(動物ネタなど)を音読
- 地図を読んで目的にに行く練習
- 電車の時間検索
そんなことを日々やって、生活力をつけるほうにシフトしようと心がけました。
今から思うと、私自身が娘の障がいを受け入れられた時期だったのかな、そう思います。
知的障がいは追いつかないけど…
知的な遅れは正直追いつくのは難しいです。
でも、
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他で補えることはたくさんあるんじゃないか。
今はそう思っています。
もちろん、勉強ができるに越したことはありません。勉強ができないと将来の選択肢が狭まることも痛いほど感じてきました。
でも、できないことを無理にやり続けることは、私もしんどかったし、娘もしんどかっただろうな、そう思います。
最低限の常識、礼儀、知識は必要ですが、
自立して生活していけるための「生活力」、思った以上に強力ですよ!
私を助けてくれることも多々あります。
少し、肩の力を抜いて、一緒に台所に立ってみるのもいいかもですね。
お子さんとのいい距離感を見つけられますように…。私もまだまだ修行中です。