前記事で、数の概念が難しいという事を書きました。
具体物を持ってきたり、お菓子を一緒に数えたり・・
で、やっぱりこれが重要!と思ったのが
お金
これも本当に難しい。でも、やらないわけにはいかない。ですよね…
数ですら怪しいので、お金となるともうパニック…。これは必死にもうやるしかありません。近道はほんとにない。
とはいえ、日常生活から一生切り離せないので、とにかく一緒に数える練習から始めました。
買い物に連れて行って、会計するその横に何度もいても、「お釣り」の概念すらわかってなかった娘。
さて、どう練習したのかまとめておきます。
このブログは、
軽度知的障がいを持つ高校生娘の記録です。
知的障がいと分かったのは3歳8か月の時。
田中ビネー:64 wiskⅤ:70前半です
(療育手帳取得済み)
特別枠を利用し、公立高校に進学。
運動、おしゃべり好きな女子に成長しました。
お金を数える練習
まず、お金を種類別に分けます!そこから始めましょう!
実物を使う
お金の練習をするには、実物が一番です。
一番驚いたのは
どこから読んでいくかわからないこと。
数っていうのは大きな位から数えるんですね。それがわかってないので、50円…100円???あれ?となるわけですね。
なので、まずはお金を種類別に分けるところからです。
ちなみに、5円玉と50円玉は数え方が難しいので、後回しのほうがいいかもしれません。
位(くらい)を明確にする(紙などおく)
お金というのは、そのまま位(くらい)の数になっているわけなので、左から1000、100、10、1というふうに、番号を書いた紙でもいいので置いておきます。
まずは小さい数から!
大きくても1000円札1枚くらいまででとどめておきましょう。※もちろん、不得意なのであれば小さい数から!
そこに、一番初めに分けたお金を置いていき、
その枚数に書いた数字をくっつけて読んでいきます。
1000の位の下に5枚→五千
100の位の下に7枚→七百
などというように読んでいきます。一緒に読んであげましょう。
一緒に数える
とにかく数字の大きいお金から、その枚数を数え、それにその位の数(硬貨に書いてある数字)をつけて読む!
位を外す(紙を外す)
慣れてきたら、位を書いた紙などは外し、そのまま読む練習をします。
おままごとなどの遊びの中ででもいいので、とにかくお金を読む機会を増やしてくださいね。
いくらなら適当なのか、という感覚
お金の数え方の練習について、我が家の方法をまとめてみました。
5円玉と50円玉については後日追加バージョンを詳しく書きますが、まずは難しいのでいったんおいておいてください。
お金の数え方自体は表面に数字が書いてあることもあって、娘は意外とスムーズに進んだ気がします。
さて、
お金が数えられることはもちろん、さらに大事なことは
この商品はこの値段で適切なのか
という事です。
私たちは、自然とそれを学んで「ああ、この値段だと高すぎる」「安いから買っておこう」と判断してますが、数の感覚が曖昧だとなかなかそれができず、ありえない(高い)値段で買い物をしてきたりします(涙)
それについてはまた後日まとめますが、まずは数の感覚、お金の数え方を地道に勉強していきましょう!娘もまだまだ勉強中です。(だいぶできるようにはなってますけどね)
みなさんのお役に立てれば嬉しいです。