~軽度知的障害のおてんば娘の子育て記録~

お金の計算ができない!実際の困った例(2/2)

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軽度知的障がい お金の計算 できない 知的障がい 困り感

前回、お金の計算ができない、という話を書きましたが、これは本当に計算能力の問題ではなくて、数字の概念の問題なんですね。

+、-、×、÷という、計算のテクニックは繰り返すことで習得できても、その中のどれを使うかがわからないと話になりませんよね。

そういう根本的な数の扱いがなかなか定着しないのが厳しいところです。

目次

出してもらった分だけ出し返す?

先日のカラオケ店での割り勘の話を何度も説明し、2人で行ったのであれば合計金額を2で分けてお互いがそれぞれその金額を払わなければいけないよ、と散々説明したその数日後!

今度はお友達とプリクラをとる機会がありました。

またも例によって例のごとく、事後の精算です。

娘:「お昼食べて○○円で、プリクラとって○○円で、、、、だから、合計○○円!」

…(なんかおかしくないか??)プリクラがいくらだって??

「1回500円で、友達が500円払ってくれたから、私が500円返した!」

は?!なんですと?!

結局この間のカラオケの話が全く分かってない…。

それ、割り勘になってないじゃん。あなたはいくら払えばよかったの?二人で500円だったんだよね。

と、言うととりあえずそこで電卓を出し、500÷2をした模様。「250円?」という答えが。電卓を出して、割り算ができたのはカラオケの成果として。

結局250円出せばいいところを、500円出したっていうことだよね?というところで初めて、やっぱり間違いだったか…という様子。

カラオケの時の話があるので、多少これでいいのかな?と思ったようですが、まあ、大丈夫かなとこれまた深く考えずにスルー。お友達もこの間と同じお友達だったこともあって、そこも曖昧なままスルー…。

とにかく、自信がなければ親に電話するなりして確認しなさい、とは言いましたが、完全に自信をもって支払いできるまではまだまだ経験が必要そうです。

数の概念がないことはかなりシビア

今回の2回の具体例のように、数の概念がないというのはかなり実生活でシビアです。まだ、友達と遊んでいる段階なので額もそう大きくはありませんが、今後いろいろな面で厳しくなってくるんだろうな、と感じています。

高校生になって、だいぶ経験値が上がってきたので、ひたすら経験させて、考えさせる機会を積み上げるしかないかな、と思っています。

数の概念がない、と言ってもドリルをやらせれば、複雑でなければ加減乗除の一通りの計算はできるところがまた厄介。ドリルを何度もやることで、解決できる問題でもないんです。(もちろん計算力がつくという意味では有効ですが)

どういう場面でどういうふうに数を操ればいいのか、この感覚を身に着けるのは今までもこれからも一番重要な課題になっていきそうです。

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