~軽度知的障害のおてんば娘の子育て記録~

3歳、図形が描けないのって大丈夫?親はどうやってサポートするの?

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3歳 図形が描けない お絵かき できない

3歳半過ぎだったと思いますが、まだ診断される前、図形が描けなくて焦ったことがありました。

周りの子がお絵かきなどする時期に、紙と鉛筆(というか、クレヨンというか)を与えても特に何も描く様子もなく。

お絵かき自体に興味を持つこともあまりなかったのですが、意味のないものを書くいたずら書きすらあまりしませんでした。

なんで描けないの?そして描かないの?とかなりイラっと来てしまったのですが…皆さんはそんなことありませんか?

今回はそんな話をしますね。

このブログについて

このブログは、
軽度知的障がいを持つ高校生娘の記録です。

知的障がいと分かったのは3歳8か月の時。
田中ビネー:64
 wiskⅤ:70前半です
(療育手帳取得済み)

特別枠を利用し、公立高校に進学。
運動、おしゃべり好きな女子に成長しました。

目次

3歳、図形が描けないのは普通?

まだ正確に描けなくてもいい年齢だそうです

とはいえ、お絵かきすら興味を持たない娘。とても気になって、道具を与えてみても別に…という感じ。

周りのお友達は色々書いていたので、これも好き嫌いかなーと思ってました。そんな時、ためしに、丸、四角、三角をまねして書いてみて~、と何気なくかかせたら。

描けない!

それって大丈夫なの?!

真似して描くだけなんだけど、なんで??

と、とても焦ったし、イライラしてしまったのを覚えています。

幼少期、もちろん成長に個人差はあると言っても、やっぱりお友達よりできないことがあると不安になってしまうもの。

周りのお友達はもう「○○描いたよ」なんて、見せに来てくれると「うちの子描かないなー」と不安になったのも事実。

そんな時に図形すらまねできないのを目の当たりにして、情けないやら悲しいやら不安やら‥。

当時はまだ診断前だったので、これってなんでなの?とブルーになりました。

図形を描くのってとても難しい

診断がついた後、発達の先生に相談してみました。

図形がまねできないんです。

かなりやばいことなんじゃないかと思っていたのですが、図形を描くという事はとても難しいことなんです、との先生の言葉に、少しホッとしました。

特に、三角形は一番難しいんですよ、とのこと。

丸と四角は何とか形になっていたのですが、三角形が何度やっても描けなかったので、これを聞いて「ああ、、そうなんだ」と納得しました。

私たちが当たり前になにげなくやっていることも、実は難易度が高いことがある

と気づかされたのもこの時です。

こんなの簡単でしょ?なんでできないの?

この物差しが、娘に当てはまらないという事をこの先いやというほど経験するのですが、初めて知ったのがこの時でした。

自分たちが当たり前に習得してきたことが、当たり前にできないかもしれないという事を、覚悟しました。

図形を描く練習、親のサポート方法はこちら!

本来であれば、練習せずとも描けるようになるのかもしれませんが、この時の練習方法はこんな感じです

STEP
図形を点線で書く

点線の上をなぞって、図形が描けるようにする

STEP
図形の角の部分の点を打ってそれをつなぐ

三角形なら3点、四角形なら4点、その角に点を打ち、点つなぎの要領で図形を描かせる

STEP
打った点を少なくしていく

打った点の数を1つずつ減らしていって、それでも図形が描けるように練習する

STEP
点をすべて消す

できるようになったら点を書かずに図形が描けるようにする

図形が描けなくても、特に問題はないのかもしれません。ただ、運筆など弱い子がいたり、図形を頭にイメージすることに弱さがある子もいるので、もし心配であれば、遊びの中で取り入れてみるといいかもしれませんね!

丸は点がないので、初めに点線で丸を描きなぞらせてあげて、そのあとは一緒に手を持って描いてあげるといいかもしれません。

その場合は、丸の最初と最後がきちんとつながるように書けるのがポイントです!

まとめ:図形が描けない時は

今回は、3歳後半ごろになっても図形が描けなくて不安を抱いている親御さんに向けて、図形を描くのって意外と難しいこと&その時の親のサポート方法について、書いてみました。

知的障害の娘を育てるという事は、子どもが成長段階において当たり前のように身につけていくことを、1つ1つ立ち止まり、確認し、身についていなければ創意工夫してそれができるようにサポートしていくことなんだと実感しています。

これはできて当たり前、なんでこんな簡単なことが…。そんな自分の常識は通じないんですね。

それに直面するたびに、ぶっちゃけメンタルを何度も何度もやられたりしますが、でも、あきらめるわけにはいかないのがわが子の子育てです。

正直、しんどくないわけないです。けれど、本人の自立に向けてできる限りサポートしていくことが私たちの役割ですね。

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