知的障がいがある娘、何度も書いてきていますが「時計」「時間」がとても苦手です。
複雑な計算(〇時まであと何時間何分?的な問題)でなければなんとなくできるようになりましたが、ここまで来るのに色々工夫をして教えてきました。
それについてまとめておきますね。
- 時計が読めるようになるには?
- 時間の感覚を身につけるには?
- 時計や時間ってどうやって教えた?
そんなふうに悩まれている親御さん多いですよね。我が家がなんとかここまでたどり着いた方法をお伝えします。
時計の読み方の練習
時計、とてもハードルが高いです
まず、時計、本当に難しいです。
- 長針と短針を見分ける
- 長針と短針で文字盤の読み方が違う
これだけでもパニック!
そもそも、長針と短針を見分けることすら苦手という…
そこに、長針がさしてたら5分、10分、15分…、短針がさしてたら1時、2時、3時…

もう拷問でしかない!
でも、わからなかったら困るのは本人なんですよね。日常は全て時間で動いてますから。
ただ、本人は時間の中に生きていないので、時間を気にしない。
先日記事に書いた文字と同じで、意識して見ようとしないんですね。なのでなかなか読めるようにならない。
とはいえ、どうにか読めるようになってもらわねば!という事で、練習開始です。
文字盤は、全て数字が振られているものを。電池を抜いておき、数字の横のに、それぞれ5、10、15…という数字を横に貼っておく。
1分ずつ動かせるといいですね。1のところで5、2のところで10になったね、ほら、隣に貼った数字になるね、と声掛けしていきます。
何度も練習していき、頃合いを見て1のところって何分だっけ?6のところって何分だっけ?などと聞いて、定着させる。
たまに、今何分?と問いかけてみる。
簡単そうに見える短針ですが、実は難しい。なぜなら、文字盤の数字ぴったりを指すことって定時に近いとき以外ほぼ無いですよね?
針が数字と数字の間にあるときが本人にとってはとても難しい。。。例えば1と2の間にある時、近い方だと思ってしまうんですよね。
1を過ぎてるけど2には行ってない→1時
これが難しかったです。まだ〇〇になってない、とか、〇〇は過ぎている、という感覚自体も難しくて、何度も何度も練習しました。



え?そりゃ、イライラしたし怒りましたよね。仕方ないけど。。
短針と長針の読み方をそれぞれ教えたら、組み合わせて読めるようにします。短針→長針の順で読むことを教え、短針は時、長針は分をつけて、初めは一緒に読んでいきました。
読み方自体を教えたら、何度も繰り返して復習ですね!
時計を勉強するのに使った教材
時計を勉強するのに使った教材をご紹介します。
先ほどの勉強法でご紹介した、学校にあるような掛け時計ですね。
大き目だと扱いやすいです。すべての文字盤が描かれているものを。小さなおもちゃの時計より見やすくていいです。
こんな感じで、時計だけの問題集を買ってきて、のんびりやっていました。
時計問題集はダイソーでも売っているので、何度も繰り返すなら百均で十分ですね。



普段の生活に取り入れて、意識的に時間を聞いてみたりしながら定着させていってください!
私の取り組み方が、少しでも参考になればうれしいです。