体験、経験から学ぶことが一番身につく
と、療育でも言われたとおり、言葉で説明するよりも実体験から学ぶほうが定着する娘。
確かにイメージを沸かせることが苦手な場合、実体験として身に着けていくことが一番ですね。
なるべく日常生活の手伝いをさせてください
というのが、療育の先生に常々言われたことでした。
さて、では、どんなお手伝いをさせたらいるのでしょうか?
我が家が娘にお願いしていることを具体的まとめておきます。
勉強も大事ですが、自立のためには日常生活での技術も身につけなければいけませんね。
このブログは、
軽度知的障がいを持つ高校生娘の記録です。
知的障がいと分かったのは3歳8か月の時。
田中ビネー:64 wiskⅤ:70前半です
(療育手帳取得済み)
特別枠を利用し、公立高校に進学。
運動、おしゃべり好きな女子に成長しました。
お手伝いは何をした?
洗濯たたみ
これは一番初めにやらせてほしいと療育の先生に言われたことです。
例えばバスタオル。もちろん、サイズにもよりますが、一度たたむと正方形、さらにたたむと長方形、こういったことも手を使ってお手伝いをしていくことで身に着けていく、とのこと。
洗濯機を回す
洗濯機、意外と難易度が高いです。回すこと自体はそこまでではないかもしれないですが(とはいえ、一番簡単なモードしかやらせてませんが)、洗濯物の仕分けをきちんと覚えてもらうことも大事ですね。
- 適量を入れる
- 色物をわける
- 乾燥をかけられるものを見分ける
- デリケートモードで洗わなくてはいけないものを知る
そういった判断力が必要になります。
洗濯物を干す&取り込む
洗濯物の干し方はまだまだうまくなくて、これは一緒に続けていかないといけない、と思っていることです。
慣れだとは思いますが、
- 広げてピンチに挟むところを近いピンチ同士で挟んでしまって、広がらずに乾かない…
- トップスで、肩幅にあったハンガーを選べずに肩の変なところが伸びる
- 元々の折目に合わせて折れない
簡単そうに見えて、なかなか難しいです。1つ1つの経験と積み重ねです。
取り込みについては、ハンガーにかかっているものはシワにしちゃいけないのでそのまま取り込んで
そのままかけておいて、と言ってありますが、たまに床に投げ捨ててあります…。はあ…。
しわになっても許せる物、ダメなものの見分けもなかなか難しいみたいです。
ペットの世話
こればかりは娘が買いたいと言い始めたので、責任をもってやってもらってます。
- トイレの掃除、取り換え
- 給水
- ブラッシング
とにかく、きちんと役割とその日付(下の子がいるので交代でやってます)を決めて、自分の仕事として意識してやらせています。(とはいえ、自分からなかなかやらないのがイラっと来るところですが)
お米を研ぐ
難易度が低い割に、親としては助かっちゃいますね。
昔、お米といでと言ったら洗剤で洗いだした人がいた、なんていうエピソードをネットか何かで見たことがありますが(事実かどうかは知りませんが)、教えなければやりかねない…。
どこまで研ぐか、というのは感覚で覚えることですし、お米の合数に応じたメモリまで水を入れるという作業も若干の加減があります。
うちの子はどうしても柔らかくなりがちなんですよね。なんでだろう‥??
まずはシンプルに、洗濯機に適量を入れて、シンプルなモードで回すところから始めてみるといいと思います。うちもまだまだ完璧に洗濯をこなすまでには至ってませんが‥。
洗い物
食洗器を使われている方も多いかと思いますが、洗い物もゼロというわけにはいかないのが家事ですね。
洗剤をつける量、角の洗い方などなど、やってみて学んでいくことはたくさんあります。
洗剤がきちんと落とせてるか、という事も要チェックですね!
料理
中学生になって、お料理を習いだしました。
私が超絶苦手で教えられないというのもあるんですけど(笑)
本人がお料理が好きで、これだけは率先してやってくれます。
習ったことを活かして作ってくれるので、とても助かってます。
- 2人分のレシピを4人分にする(我が家は4人家族なので)
- はかりの使い方
- 火加減の調節
まだまだ、時間はかかりますが料理も自分で生きていくうえで毎日やらなければならないことなので、苦労なくできるようになってもらいたいと思ってたまに任せています。
料理に関しては包丁や火を使うので、小さいうちはまだまだ難しいと思いますが、できることだけでもお手伝いしてもらうといいかもしれませんね。
危なくないものを切ってもらったりね!型抜きで抜いてもらうのでもいいですね。
あ、あくまで私たち側に余裕があるときでOKだと思いますよ!
軽度知的障がいおすすめお手伝いまとめ
今回は、軽度知的障がいを持つ娘が取り組んでいるお手伝いについてまとめてみました。
日常のお手伝いは、お子さんが将来自立するためにとても大事なことです。
もちろん、言葉を教えたり、勉強を教えたりもとても大事なことです。
でも、最終的な目標は、お子さんが私たちがいなくなった後でも自立して健康に生きていってくれること。
そこを見失わずに、お子さんを導いていけるように、頑張りましょう!
私も日々、目の前のできないことにイラっとしてしまうので、「自立が目標」と言い聞かせながら育児してます(笑)