娘が幼少期にお世話になった、療育機関に久々にご挨拶に行ってきました。
初めての療育だったので、右も左もわからない中、娘の特性をよく把握してご指導くださった先生たちです。
「抽象的なものの概念がつかめない」という、娘の知的な遅れの根幹を見つけてくださった先生。本当に感謝してもしきれません。
このブログは、
軽度知的障がいを持つ高校生娘の記録です。
知的障がいと分かったのは3歳8か月の時。
田中ビネー:64 wiskⅤ:70前半です
(療育手帳取得済み)
特別枠を利用し、公立高校に進学。
運動、おしゃべり好きな女子に成長しました。
療育センターは先生が大事
この療育センターにお世話になることになったのは、紹介でした。
「力のある先生がいらっしゃるのよ」
と、発達の先生から伺ったからでした。当時はこの「力のある」という意味がよくわからずにいたのですが、「子どもの発達特性をよく見抜くことができる先生」という意味だったんですね。
発達について何もわからない、子どもが何ができないかわからないという状態でお願いするとしたら、まずはしっかりした先生についていただくことで、だいぶ子どもへの理解が変わってくるような気がします。
こんな療育機関も
娘のイヤイヤ期に一度心配になり自治体の心理士相談に行ったことがありました。
「ただの反抗期ですよー。できていることは問題ないし、もう少ししたら落ち着きますよ」
…結局その2か月後、発達テストでボーダーと判明。自治体の心理士さんに対しての不信感が一気に増しました。
また、別日に自治体の療育グループに参加したとき
「刺激をなるべく少なくして、小集団みんなで同じことをできるようにします」

「…だから一体、うちの子って何ができないんだ?ってのを知りたいんだけど」
話を聞いてもらえるので、不安は吐き出せますが、結局は何の解決にもなっていなかったような気がします。
療育機関はこういう視点で選びたい
もちろん、心理士相談も、自治体の療育も無駄だったとは思いません。
でも、実際私たち親が知りたいのは
- 今現在の子どもの状況(子どもが何ができないのか)
- それに対してどういうアプローチをすればいいのか
- 今後、どういったことを目指していけばいいのか
今現在の子どもがどういう状況で、今後どうなっていくことが可能性として考えられるのか、そのために何をしていけばいいのか、を知りたいんですよね。
もちろん、どうなっていくのかなんてことは成長に個人差があるので、なかなか難しいところですが、
親が子どもにできる具体的な働きかけを教えてくださるような療育センターや先生
という視点で探してみるといいと思います。