~軽度知的障害のおてんば娘の子育て記録~

ワーキングメモリの少なさと記憶力の話

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軽度知的障害 ワーキングメモリ

ブログを書くのに幼児期のことを思い出していたら、そういえば、ワーキングメモリの少なさとか、記憶力の話をふと思い出しました。

診断がついた後だったか前だったか忘れましたが、3歳から4歳ごろ。

覚えられるセンテンスが短いという事にふと気づき、本人に試してみることに。

私「スモークサーモン、って言ってみて」

娘「サーモン」

私「ちがうちがう、スモークサーモン、だよ」

娘「サーモン」

私「…えーっと、じゃあ、ロイヤルミルクティーって言ってみて」

娘「ミルクティ」

‥‥というやり取り。

ああ、そういうことかと。2文節以上(というのかどうかわかりませんが)の単語の場合、最後のほうだけが記憶に残るんですね。

あとから聞いた話、最初の1文節(この場合はスモーク・ロイヤル)が残る子もいるらしいのですが、娘の場合は後ろのほうの1文節だけが記憶に残るタイプでした。

うーん…やっぱりなにか苦手があるんだね…。

そう思った出来事でした。

会話の中で「あれ、それ」という指示語がかなり多かったのも、ワーキングメモリが少ないので単語力がなかったのと、あとは言われればわかるのに、それを思い出すのに時間がかかる、という二重の不自由さがあったんですね。

今でも、場所の名前、物の名前は覚えるのも思い出すのも苦手です。

例えば、スーパーとかショッピングモールの名前はなかなか覚えられず。

「え?どこに行くって?」

「そのお店の名前なんだっけ?」

と、なるべく単語を思い出させるように働きかけてます。

高学年になってからは勉強もかねて子どもだけで一緒にお出かけすることも増えましたが、お店の名前が「○○モール」、とかの○○のところだけが違う、となると混乱(笑)

そっちのモールにそのお店入ってないじゃん!なんて突っ込みながら覚えさせてます。もちろん、なので、お約束を取り付けるのも、「え?え?どういうこと?」ということが起きたりします。でもこれもすべて経験で補っていくしかないことですね。

意思疎通も何とかできて、「あれ、それ」と言いながらも意味は分かって、でも単語は覚えづらい…

なかなか、表面化しづらく、わかりにくい。

そんなことを感じていた幼少期でした。

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