知的障害を持つお子さんをを育てる中で、多くの親御さんが悩むのが「勉強」ではないでしょうか。
「うちの子には勉強が難しい」
「勉強をさせるべきか悩む」
そんな不安や悩みを持つ親御さんに向けて、今日は知的障がい児の勉強についてお話ししたいと思います。
このブログは、
軽度知的障がいを持つ高校生娘の記録です。
知的障がいと分かったのは3歳8か月の時。
田中ビネー:64 wiskⅤ:70前半です
(療育手帳取得済み)
特別枠を利用し、公立高校に進学。
運動、おしゃべり好きな女子に成長しました。
毎日少しでも積み重ねることが大事
知的障がい児、すぐにできるようになることは本当に難しいです。
前日長時間かけて教えたことも、翌日は真っ白という事もザラ。
とはいえ、放棄するわけにはいきませんよね。
勉強を教えていく中で大切なのが、
このくらいできるだろう
という親の中の先入観をなくすこと。
これがあると、親側は本当にしんどい。イラっとして怒ることも増えます。
ハードルを下げて、毎日少しでも積み重ねていくことが本当に大切なんです。
毎日続けるのは本当に大変。
私たち側の家事の時間だって取られるわけですし、喧嘩になることも正直あります。
ですが、親子で一緒に取り組んだことは、「一緒に頑張ってきたよね」という親子の信頼感にもつながっているような気がします。
勉強の習慣化はどうやるの?
勉強は習慣化してしまうことが大事です。
我が家は幼稚園時代から、なにかしらの学習(シール遊びなどでもOK)を1日1時間~1.5時間ほどはやっていました。
もちろん、ぶっ通しでなくても大丈夫。時間も時には増えたり減ったり。
ただ、勉強はするものなんだ、と当たり前のものにさせるために、毎日大体同じ時間に取り組んでました。
- 同じ場所で勉強する。
- 勉強の前にやることと終わった後にやることを決めておく
というような、ルールを決めておくのも良いと思います。
勉強の習慣化は親の役割
勉強の習慣化は、親の役割が大!
子どもから自発的に勉強しようとするのは、もちろんとってもレア。
なので、
ご飯を食べたらドリルを1Pやるよ
というような私たち側からの声掛けで、習慣化していくことはとても大事です。
- 漢字ドリル
- 計算ドリル
- 運筆が弱ければ点つなぎドリルや療育関係のドリルなど
でもいいと思います。
少しずつでも知識と勉強の習慣をつけていくことが、高学年、中高生になってくるとっても大事だと実感しています。
なんにせよ、「勉強」「学ぶこと」を止めるわけにはいかないんですから。
具体的にどんなことをやっていたか、長くなりそうなので、次の記事でまとめますね。