困りごとのことばかり書いてますね…(笑)すみません。
娘を育てている中で、
ああ、こんなことも分かりづらいんだ…
と年月をかけてようやくわかってきたり、
初めからわかっていたらもう少し働きかけができたのにな、と思ったことを記事にしています。
見た目ではわかりづらいので、どうしてこんなことも伝わらないんだ?!と私自身もイラっとすることも多々あります。
もし、こういうことがわからないんだと予測出来ていたら、少し気持ち穏やかにお子さんのことを受け止められるかもしれない、という思いで知的障がい児を育てていらっしゃる親御さんのお役に立てるようにと、ブログをまとめています。
さて、今回は「季節感がない」という困ったお話です。
このブログは、
軽度知的障がいを持つ高校生娘の記録です。
知的障がいと分かったのは3歳8か月の時。
田中ビネー:64 wiskⅤ:70前半です
(療育手帳取得済み)
特別枠を利用し、公立高校に進学。
運動、おしゃべり好きな女子に成長しました。
困りごと:「季節感がない」
季節感がない
これが娘の困りごとの1つです。これも「繰り返し」がわからないことに由来していると思うのですが、
春→夏→秋→冬→春・・・・・
という繰り返しがまずイメージできないんですよね。
これ、本人にとって、どの部分がしんどいのかを考えてみました。
①春夏秋冬という順番の記憶
②春夏秋冬→春夏‥‥という繰り返しがわからない
③季節自体のイメージがない
こういったことがわからない+月日も繰り返されていることが曖昧、というダブルパンチ。
本当に何度も繰り返し教えるしかありませんでした。
暑い寒いがわからないのではなくて、季節を気にして過ごしてないので身につかないんです…その日暮らしのような…
困りごと:季節感がない、への対策は?
①「春夏秋冬」という順番の記憶
②春夏秋冬→春夏‥‥という繰り返しがわからない
③季節自体のイメージがない
①&②「春夏秋冬」という順番の記憶と「繰り返し」
とにかく何度も復習。
春夏秋冬‥‥という順番なんだよ、という事を教えます。もちろん、冬春夏秋でも問題はないと思います。むしろ1月→12月という月とセットで覚えるのであれば、冬から始まったほうがいいのかもしれないですね。
自分たちの常識は子どもたちの常識ではないかもしれない。どの方法が子どもが覚えやすいのか、といつもあの手この手を考えています。
③季節自体のイメージがない
絵カードのようなものを使って、季節のイメージを膨らますのが一番いい気がします。
絵が得意な親御さんなら、手作りカードでもいいですね!
私はそこまで丁寧にやってあげられなかったので(絵が超絶不得意なのもありますが…)、今から思えばできることはもっとあったのかも。
季節感なんて自然に身につくものだと思っていたので、あとになってちょっと後悔しました。
季節の絵(季節がイメージできるイラストや写真)+個別の季節アイテム(さくら、モミジ、スイカ、セーターなどなど)
そういったカードを作って、季節ごとに分類するゲームなど、面白いかもしれません!
ちなみに、百均で季節もののシールを買ってきて、子どもに壁に貼り付けてもらったりして、季節感を感じてもらうようにもしました。
まとめ
今回は、軽度知的障がいの娘の困りごと「季節感がない」について、どうやって季節感をしっかり養っていけばいいのか、どんな方法が有効そうか?について、まとめてみました。
こんなことが身につきにくいんだ‥
という心づもり、お子さんに働きかける手立ての参考にしてもらえればと思います。
さて、次回は、季節とともに意識しなくてはいけないことについて、まとめてみますね。