数字の概念、感覚がないのは本当に困る!
娘を通じて、同じく軽度知的障がいのお子さん(女子)を何人か知っていますが、大体みんな苦手なことが同じです。
- 時計
- 数字
- 時間の感覚
- お金
大体この辺りは共通する苦手事項。
すべて数字関係。しかも生きていくのに必要なことばかり…。
時間の感覚がなかったり、大きい数字がわかりづらかったりするのもまあまあ困りますが、この先
生活できるの?!
と思うことが、
物の適正価格が身についていないこと
です。
ほんと毎度毎度こんなことも知らなかったのかと凹みます
このブログは、
軽度知的障がいを持つ高校生娘の記録です。
知的障がいと分かったのは3歳8か月の時。
田中ビネー:64 wiskⅤ:70前半です
(療育手帳取得済み)
特別枠を利用し、公立高校に進学。
運動、おしゃべり好きな女子に成長しました。
軽度知的障がい、お金の感覚の問題点
普通に生活している分には、まだ学生なのでそこまで大きなことにはなりませんが、今後年齢が上がって、扱う金額が大きくなったり、自立して生活するようになったときに、結構まずいことになるのでは?
ずっとそんな思いを抱いてきました。
実際に、高校に入学して行動範囲が広がり、外で一人で買い物をすることが増えると、
え?それにそんなにお金をかけたの?!
という事がしょっちゅう。
必ずレシートを持ち帰らせ、
- 使った金額
- 何に使ったか
- いくら残っているか
の確認は欠かせません。
お金の感覚がおかしい、の実例
どんなものを買ってくるのか?
まだまだ金額的にはかわいいもんですが、
- 300円のコンビニおにぎり
- 小さい缶の筆箱+おまけの少量のお菓子つき600円
- 別に飲まなくてもいいコンビニスムージー450円
1については、そんな高いおにぎりは必要ないですし、
2は缶の絵柄に惹かれただけで必要のないもの
(本来はお菓子を買いに行きました)
3は、そんな贅沢しなくていいよね、のお品。
もしかしたら、小さいことだな、と思われるかもしれませんが、まだ金額が小さいからいいものの、こういうお金の使い方をしていたら、将来お金の管理ができず、悲惨なことになるのは目に見えてます。
とにかく、娘にはそのものに対しての適正な価格を身に着けるように都度教えていますが、なかなか難しいなあ・・と頭を抱えているところです。
大げさに言えば、500mlのペットボトルに500円という値段がついていたとしても、疑問を抱かないで買ってきてしまう、そんな危険性をはらんでいますからね。
とにかく、数字が苦手、お金が苦手、の場合には、都度、金銭感覚を身に着けられるような働きかけを意識的にしていくことをお勧めします。
短期間で身につくことではないし、経験して学んでいくという側面もあるので、こればっかりは親の忍耐も必要ですね。
500mlペットボトルは大体150円、コンビニおにぎりは100円台…そんなふうに具体的に覚えさせています。
軽度知的障がい児の金銭感覚
今回は、娘の金銭感覚が弱いという点について、具体的な困った事例を挙げてみました。
療育や、親の働きかけというのは本当に先が見えないし、できるようになるのかもわからないという不安の中でも続けていかないといけないことです。
放棄するわけにもいかないですしね。
特に、金銭面は今後生きていくために絶対必要なこと。いつまでも私たち親が健在なわけじゃありませんから。
軽度の娘の場合は、生活はできる、家事もできる、限定はされるかもしれないけれど仕事もできると思います。
ただ、その生活をきちんと成り立たせることができるかどうかというのは別問題。
きちんと「自立」した人生を送ってもらいたいから、できる限りのことはしていこうと思ってます。
正直…しんどいこと多々ありですけどね…どうして通じないんだーー的な…ね(汗)