数の概念はとても抽象的なもので、私も今でも苦労しています。
だいぶできるようになりましたが、今でも「え?」と思う事も。
前記事にも書きましたが、数の概念って、自分たちは当たり前のように身についているので、いざ教えようと思うとどう教えていいかわからないんですよね。
この「わからない」という事を具体的に整理してみました。
数なんて放っておいても身につくものだと思っていたので、それがわからないという事が私自身わかりませんでした。
数と具体物が結びつかない
数は物の量を表す
数を数えていても、それは意味を分かって数えているわけではなく歌を歌っているようだった娘。
数というのが物の量という事が理解できないんですよね。
なので、
1、2、3…全部で何個?
と聞くと
4個!
と、なんだか頓珍漢な回答が返ってきました。3の次は4だからだったのかもしれないし、そして今から思えば、「全部」という単語も曖昧過ぎてわからなかったんですね。
数を数えるというのが「ただの音遊び」でしかない感じです。
数は順番を表す
さらに、まだ思い出すと、数が順番を表す、という事もとっても苦手だった娘。
低学年のドリルをやっていると、必ず出てきたのが
前から〇番目?
左から…右から…(以下同文)
これが本当にわかりませんでした。
ドリルでなくても物を並べて、
じゃあ、前から〇番目はなにかな?
というと、数えているうちに指と口がずれてきて、3番目を指しながら「よーん」とか言ってたり。
完全に数を扱えてない感じですよね。
始めは、ふざけてやっているのかな?とか、ただへたくそなんだろうと思っていたんですが、よくよく考えると、数というものがいったい何を表すものなのか理解できてなかったんだろうなと思います。
今も、数が大きくなればなるほど、量としての理解が曖昧に。まだまだ練習が必要です。
数の概念を身に着けるには
数の概念を身に着けるには、丁寧な練習が不可欠です。
根気がいりますが、楽しんで日常生活に取り入れられるといいと思うので、私が取り組んできたことを具体的にまとめておきますね。
1.実際に物を使って数える
以前記事でも書きましたが、具体的なものを使って日々色々なものを色々な場面で数えていました。
お菓子だったり、おもちゃだったり、絵本の絵だったり…。声と指がずれてしまうことが多かったので、娘の手を持ちながら、声に合わせてゆっくり指差ししたりしました。
2.数字を見ながら数える
実際に数字カードを用意して、この数(この形をした文字)が1であり2であり…という事を結び付けられるように一緒に数えました。
少しできるようになってきたら、上の数を数える練習の時に数えた数を数字カードから選ぶ、という事もしていました。
もちろん、毎度毎度やっていると子どもも嫌になるので、できるときに楽しみながらできる範囲でやってみてくださいね。
3.物の数と数字をつなげる
2、でやったこととほぼ同じなのですが、数字と同じ数のものを持ってきてもらう。という遊びもやっていました。
数字カードを見せて、
これと同じだけ○○持ってきて!
という感じです。
例えば、おはじきなんかを用意して、
この数と同じだけおはじきちょうだい
でもいいですし、ぬいぐるみや絵本でやってみるのもいいですね。
とにかく楽しみながらできることが一番。
私なんかはすぐやりすぎてしまって、娘に飽きたーなんて言われて本末転倒でしたから(笑)
まとめ
今回は、目に見えないものでとても難しい数の概念について、遊びながら学んでいく具体的な方法を紹介してみました。
息詰まったり、どうしてわからないの?と思う事ももちろん、あります。
少しでも、楽しく身に着けていければいいですね。
日々少しずつの積み重ねでも、きちんと身についていくので、根気強くやっていきましょう!
参考になればうれしいです。