~軽度知的障害のおてんば娘の子育て記録~

軽度知的障害の娘とのあゆみ:同じ悩みを抱える親御さんに向けて

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軽度知的障がい 女子

子どものこの行動、大丈夫?周りより成長が遅くないかな?

お子さんの成長過程でそんな心配を抱くこと、ありますよね。ただ、成長していくとそれが解消して行ったり、または個性としてちょっと強く出ているだけで、心配はいらなかったり…

娘の軽度知的障害がわかったときの私も、そんな感じでした。

ちょっと言葉が遅いかなー…というか、話す言葉が短いな(文章がつながらない)

その程度。

結局、発達検査を受けた結果は「知的ボーダー」=境界域の判断でした。

目次

軽度知的障害とは?

3歳8か月で娘が軽度知的障害の診断を受けてから10年以上たちました。

当時、どうしたらよいのかわからずに夢中で走ってきましたが、娘が高校に入学して少しひと段落。まだまだこれから自立をさせるのに親の力が試される段階ではありますが、まず高等教育を受けられるところまできたこと、その制度に感謝しつつ毎日を過ごしています。

この軽度知的障害、もちろん、個人差はあれど、とてもとてもまわりからわかりづらいです。だからこそしんどい、だからこそ注意しなくてはいけない、だからこそ丁寧に育てなければならない、そんな障害です。

「初恋ざらり」というタイトルの絶妙さ

今クール、「初恋ざらり」という軽度知的障害の女子を主人公とした漫画がドラマ化されていますね。

この「ざらり」という表現、本当に絶妙に的を射ているというか…聞いた時にすごく腑に落ちたことを覚えています。うまく表現できませんが、何事も一筋縄ではいかない、素直なゆえに危険が伴う、きれいごとでは終われない、そんな知的障害の娘が抱える問題点が一言で表されている気がしています。

もちろん、著者の意図はちょっと違うかもしれないですが…。

軽度知的障害の子育て

「丁寧に育ててね」
「育てがいがあるわよ」

娘の知的障害がわかったときに、発達に詳しい先生たちからかけられた言葉です。

当時はよく意味が分からず、自分の焦りや娘のイヤイヤ具合に「何が丁寧?」「育てがいってなに?楽なほうがいいじゃん」と思っていた私ですが、今ようやくその意味が少し実感できるようになりました。

障害というと、マイナスイメージが付きまとうこともあるかもしれません。それだけで、絶望的な気持ちになることも正直あります。

「ざらり」という言葉の感触どおり、スムーズに事が運ばないことも多いです。もちろん、親も労力を使います。

けれど、10年以上たって振り返った今、娘とともに必死に試行錯誤してきたことはまったく無駄にはなっていないし、知的障害という知らない世界ながらもを何とか歩いてこれてるよ、という事を、今迷いのさなかにいる親御さんたちに伝えたいな、と思っています。

軽度知的障害の子育てに悩む親御さんたちへ

このブログを訪ねてくださった方は、

  • お子さんが知的障がいかもしれない、
  • 知的障がいと判断された
  • これからどうしたらいいんだろう

そんな悩みを持っていらっしゃる方が、大半だと思います。

これから私が記事にしていくことは、

  • 娘ができなかったことをどうサポートしてきたかの具体的な記録
  • 進路の岐路に立った時の選択の悩み
  • どういった支援を受けて、ここまで来られたのか

そんな内容が中心になります。

みなさんより少し先を行く私たち親子の歩いてきた道が、少しでも励ましになり、希望となりますように。

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