ほめて育てる、とはよく聞きますね。
もちろん、これは何でも褒めていいというわけではありません。
ダメなことはだめと教えるのは当たり前ですね。
ただ、発達障がいや知的障がいを持つ子にとっては、ほめてあげることはとても大事だと、療育や発達の先生から教わってきました。
今回はそのことについて書きますね。
このブログは、
軽度知的障がいを持つ高校生娘の記録です。
知的障がいと分かったのは3歳8か月の時。
田中ビネー:64 wiskⅤ:70前半です
(療育手帳取得済み)
特別枠を利用し、公立高校に進学。
運動、おしゃべり好きな女子に成長しました。
ほめて育てるって?
褒めて育てたほうがいいとよく聞きませんか?
ざっくりいうと褒めてあげることでお子さんの自己肯定感が高まるのでプラスになるよと最近いろいろな本も目にするようになりました。
これは、もちろん、悪いことをしても褒めろと言っているわけではなくて、小さなことでもできたことをほめてあげるようにしようという事ですよね。
ほめて育てるのは発達障がいや知的障がい児には大事なこと
褒めて育てるという事については、ネットでちらっと検索しても賛否両論出てきます。けれど、単純に考えて、発達障がい、知的障がいを持っている子は褒められることが少ないんですよね。
特にけなされるという事がなくても、お隣の子が褒められて、自分が褒められなかったら、自分はだめなのかも‥そういうふうに感じてしまう事もあります。
なので、自己肯定感が下がりがち。自己肯定感が下がると前向きな気持ちが持てなくなってしまう事もあります。その点において、療育や発達の先生から障害を抱えている子は、二次障がいが起きやすいから気を付けるのよ、常々言われてきました。
確かにそうですよね。
覚えが悪かったり、理解が難しかったり、というのは事実なんですから。
ダメなことはだめだし、無駄に褒めろと言っているわけではなく、できたことを、できていることを少し言葉に出して褒めてあげることが大事なんじゃないかな、と思います。
ほめることがないときは?
褒めることがない、という親御さんもいるかもしれません。
褒めるところ探し、疲れるときもありますよね。
そういう時は、「やめられたこと」「やらなかったこと」に注目してもいいですね。
いつも○○をやってしまうのに、今回は我慢できたね、とか。
例えば、
いつもはすぐに泣いてしまうけど、今回は我慢できた
いつもはすぐに口を出すけど、今回は我慢できた
など、小さなことでもいいので、褒めてあげましょう。
自分を卑下する人間にならないように
今回は、褒めて育てようというお話でした。メリハリは必要だし、叱ってはいけないと言ってるわけではありません。
ただ、障害を抱える子にとっては、社会に出ると周りとの比較があったりで褒められることは少なくなってしまうのも事実です。
障がいを抱えている子は
- 周囲との違いに悩む
- 自分の能力を過小評価する
- 失敗を恐れる
傾向があります。
そのため、褒めて育てることで、
- 自己肯定感を高め、
- 自分の能力を信じ、
- 失敗を恐れずにチャレンジする
ようになる可能性が高まります。
少し心をかけて、ほめてあげることを増やしてあげていきましょう。
自分が認められているという感覚はとても大事なものです。
卑屈に物事をとらえられるのって、結構きついですしね。
私もすぐ「それはちがうんじゃない?」と言ってしまうので気をつけなきゃです。
ただ…事実子どもも世界が広がってきて、経験することも種類が増え、
それは違うだろうよ・・
と思う事も年齢とともに増えるんですけどね。
小さいことから、できることから、積み上げていきましょう!