娘が療育手帳(愛の手帳)を取ったのは中学2年の時です。
なぜか…??
高校受験で必要になるかもしれない、という必要に迫られたからです。
療育手帳、取るか取らないかはご家庭の判断だと思いますが、我が家の一例をまとめておきます。
このブログは、
軽度知的障がいを持つ高校生娘の記録です。
知的障がいと分かったのは3歳8か月の時。
田中ビネー:64 wiskⅤ:70前半です
(療育手帳取得済み)
特別枠を利用し、公立高校に進学。
運動、おしゃべり好きな女子に成長しました。
療育手帳(愛の手帳)ってデメリット?
療育手帳ってこんなもの
療育手帳、娘の障がいがわかってしばらくしてから知った制度ですが、当初聞いた時も今も、取り立ててたいそうなものには感じていません。
その理由は、「療育手帳の有無は言わなければ周りにわからないし、言う義務もないから」というところ。言いたければいえばいいし、言いたくなければ言わなくてもOK。これが気を楽にしてくれた一番の要因です。
初めて聞いた時は、今別に必要に迫られてないよね?取ることに抵抗はないけど、別に今必要じゃないから、必要になったときに取ればいいよね。
そんな感じでした。
なので、療育手帳を取ったのが中2でしたが、そこまで拒否していたわけではなく、受験の選択肢として必要になるときがあるかもしれない、中3だと直前でバタつくので中2でとっておこう、そんな感じでした。
療育手帳(愛の手帳)を取るためには
発達検査の申し込み(電話)
療育手帳を取るには、まずは児童相談所で発達検査を受けます。他所で発達検査を受けていたとしてもその結果を流用できるわけではなくて、児童相談所での検査は必須。
混んでるからなかなか取れないかも、と言われたのですが、
療育手帳を取りたいんですが
というと、すんなり手続きが通って、希望通り夏休み中に受けることになりました。
予約の電話で成育歴のヒアリング
- どんな不得意があるか
- いつどこで判明したか
- 今の困りごと
- なぜ今のタイミングでの取得か
- 通っていた療育機関
こんなことを聞かれました。物腰柔らかな担当の方で、今まで通りの成育歴についてお話ししました。
検査は2時間ほど
検査日には、時間に直接児童相談所へ行きます。担当の方は2人いて、1人が親にヒアリングをする方、もう1人が子どもの発達検査をする方です。
場合によっては2時間くらいかかるとのことで、え、なにしてよう、と思ったのですが1時間半くらいで終えて出てきました。
その間私のほうは、ヒアリング担当者と今現在の困り感の話をしていました。とはいえそれも10分ほど。
持ってきてと言われた発達検査の結果を見せ(何かメモして、すぐ返されました)ましたが、必要と言われた母子手帳は出してくださいとも言われず、ふーん、そんなもんなんだなーと。
あくまで判定機関なので、現状把握が第一優先。特に昔のことをあれこれ聞かれたり、相談に乗ってくれるわけではありません。
結果のお話
発達検査自体が終わっても、集計作業があるのでしばらくお待ちください、とのことで、ここからさらに待ちました。30分くらいでしょうか?
子どもと先ほどの担当者2人と別室に呼ばれ、結果のお話があります。
子どもの特性を少しお話しくださったあと(聞くより見るほうが得意です、など)、子どものIQについて説明があります。
子ども本人もいるので、実際は書類をこちらに向けられただけでしたが‥。
療育手帳は取得できるという数値だったので、このまま地域の役所へ行ってください、とのことでした。役所へ出す書類も何もなく、ただ「窓口で療育手帳を申請したい」と言えばわかるようになってる、とのことだったので、すぐその足で、申請に出かけました。
療育手帳が届いたのは2か月後でした。
療育手帳の使い道
結局我が家、高校受験時も療育手帳は必須ではなかったので、今まで公式(っていうのかな?)に活用したことはありません。
忘れなければ、割引を受けるときに持参する感じです。ただ、この間までバスは割り引かれないと思い込んでいたので、割引などの情報はしっかり読んでおくべきですね。
今は療育手帳を見せられるアプリもあるので、携帯するのを忘れないようにするにはそういったアプリを活用するのもいいですね。
療育手帳(愛の手帳)を取ってから感じたこと
娘が療育手帳を取ったことで、我が家では特に変わったことはありません。ただ、必要なときに必要な支援を受ける手はずは整った、という安心感みたいなものは、あるかな。
まだ療育手帳を持っていなかったとき
抵抗があるの?
と聞かれたことがあったけど、それは全くなし。いずれは取るつもりでいましたしね。
療育手帳を掲示しながら歩くわけでもなく、必要なときに使えばいいだけなので、もしこの先必要になりそうな方は、いつどのタイミングでとろうか、漠然とでも考えておくといいと思います。
いざ取ろうと思ったら、時間がかかって必要なときに間に合わなかった、じゃ困りますしね。
娘は自分の障がいをわかってから取得したので、
自分には障がいがあるんだ
と自覚するいい機会になったと思ってます。自分で自分の障がいを把握して、周りにヘルプを出せることはとても大事なことですからね。
障がいの自覚についても、また改めて記事にしようと思います。