我が子が知的障がい、発達障がいを抱えていると診断された時、多くのご両親は将来への不安や葛藤に苛まれることでしょう。
その中でも、お子さんに自身の障がいを伝えるべきか否かは、多くの親御さんを悩ませる難しい問題です。
今回はお子さんに、お子さん自身の障がいを伝えるかどうか迷っている親御さんへ
- 子どもに障害の告知をするかどうか?
- する場合、しない場合のメリットデメリット
- いつ告知したか
- 告知したことによってどうなったか?
そんな体験談をお話しします。
このブログについて
このブログは、
軽度知的障がいを持つ高校生娘の記録です。
知的障がいと分かったのは3歳8か月の時。
田中ビネー:64 wiskⅤ:70前半です
(療育手帳取得済み)
特別枠を利用し、公立高校に進学。
運動、おしゃべり好きな女子に成長しました。
目次
子どもに障害の告知をするかどうか
告知をするかしないかの判断は、お子さんの年齢や理解度、障がいの程度、ご家庭の環境など様々な要素を考慮する必要があります。
正解も不正解もありません。
お子さんの性格なども勘案して、ベストな選択を取れるといいですね。

一気に話すのではなく、徐々にという選択肢もあります。
「しない場合」のメリット&デメリット
告知をしない場合のメリットとデメリットを考えてみました。
メリット
- お子さんが障がいのレッテルを貼られることを避け、ありのままの自分を受け入れられる可能性がある。
- 障がいによるコンプレックスや劣等感を抱かずに成長できる可能性がある。
- 周囲からの偏見や差別を避けることができる。
デメリット
- お子さんが自身の特性を理解できず、困難な状況に陥った際に適切な対処ができない可能性がある。
- 将来、周囲に障がいを隠し続けることにストレスを感じたり、罪悪感を感じたりする可能性がある。
- 本人が自分の障がいを受け入れられず、自己肯定感が低くなる可能性がある。
「する場合」のメリット&デメリット
告知をする場合のメリット&デメリットとして、考えたことはこの事です。
メリット
- 自身の特性を理解し、受け入れることができる。
- 障がいによる困難への対処法を意識して身につけることができる。
- 周囲からの理解を得て、適切なサポートを受けられる可能性がある。
- 本人が自分の障がいと向き合い、自己肯定感を高めることができる。
デメリット
- 障がいを受け入れられず、一時的に落ち込んだり、反抗したりする可能性がある。
- 周囲からの偏見や差別を受ける可能性がある。



こればかりは、どちらがいいという正解はなくて、お子さんの性格を見極めてどちらの状態が本人にとって頑張れそうな環境なのか、よく考える必要があると思います。
まとめ
知り合いには、告知はしていないという方がいます。
伝えてしまうと、頑張れるところまで頑張らない気がするから、と。
もちろん、その選択も間違っているとは思いませんし、告知することが絶対正しいとも思いません。
考えらえるメリットデメリットを挙げましたので、参考にしてもらえればと思います。
次回記事は、この続き。
我が家の告知の選択、いつ告知したかについてまとめています。