娘の障がいがわかったのは3歳半。
うちは夫も受け入れがよかったのですぐ療育に入りましたが、なかなかすぐに療育に結びつかない話もよく聞きます。

そこにはどんな理由があるのか?
今まで聞いたことのある例をご紹介します。
- 旦那さんが認めない
- 自分にも確信がない
- できることもあるから、障害ではないだろうと思っている
- 子どもに障がいのレッテルを貼りたくない
- 障害と認められたら不利になるのではと思う
このブログは、
軽度知的障がいを持つ高校生娘の記録です。
知的障がいと分かったのは3歳8か月の時。
田中ビネー:64 wiskⅤ:70前半です
(療育手帳取得済み)
特別枠を利用し、公立高校に進学。
運動、おしゃべり好きな女子に成長しました。
旦那さんが認めない
幼少期に療育に行っていたとき、



「夫が認めてくれていないから内緒でここに通っているのよ」
という方がいらっしゃいました。
旦那さんは
「自分の子どものころに似ているし、自分は特に今問題ない」
そういうふうにおっしゃっていると。
確かに私もそれはよく耳にします。
その方は、幼稚園で指摘されて療育を勧められたとのことでしたが、勧められても通うまで行かない人が多い、と。
もし、ちょっとでもあれ?とか育てづらいな、と思った場合は、まさかね、という気持ちでもいいので、一度専門の先生にお話を聞いてみてもいいのでは?と思ってます。
それで何もなければそれはそれでいいし、娘みたいにそうとは思ってなくてもボーダーと診断していただいて、早期で療育にはいれるという場合もありますしね。
療育は、早ければ早いほどいい
これははっきり言えます。
自分に確信がない
育てづらさを感じていても、それは自分の育児が未熟だからしんどいんだ、そう思う親御さんも多いと聞いてます。
さらに第1子だと比較対象がないので、育児はみんなこんなものなんだ…と思ってしまう可能性もありますよね。
子どもは個性がみんなありますし、それを含めて育児。育てづらかったとしても甘えは許されない、と感じるかもしれません。
もちろん、発達検査という大掛かりなものでなくてもOKだと思います。
一度お話を聞いてもらうと、また新たな視点でご意見が頂けるかもしれません。
私は、発達の世界は全く未知でしたが、療育の先生や関わっていただいた方のお話を聞いて、



こんな世界感があるんだ
と、目からうろこでした。
自分の生きてきた世界が「あたりまえ」に思うのは当然ですが、でも、こんなにも違う世界があって、そういった別の視点から自分の育児、子どもに対しての助言をいただくのもとても有益でした。
できることもあるし、障害じゃないでしょ
これもよく聞きます。
発達障がい、知的障がいというのは、全部が全部できないわけではありません。
どこかが抜きんでている、あるいは、どこかの領域がとても不得意…その凸凹が生きづらさを生んでいることが多いです。(もちろん違う場合もありますが)
なので、暗記はとってもできるんだけど、お友達とのコミュニケーションにちょっと…とか、逆もしかり。
療育とは障がいを改善することではなくて、その子の将来の生きづらさを少しでも和らげるために、苦手を見つけ、それをトレーニングして(認めて改善して)伸ばしていく。



決して障害が…というだけの話ではない
と、私は思っています。


さて、少し長くなったので、次記事に続きます。