前回の記事では、
お子さんに、お子さん自身の障がいについて告知するかどうか、そのメリットデメリットをあげてみました。
今回は、その続きになります。
我が家が「告知をする」とい選択に至った理由です。
このブログは、
軽度知的障がいを持つ高校生娘の記録です。
知的障がいと分かったのは3歳8か月の時。
田中ビネー:64 wiskⅤ:70前半です
(療育手帳取得済み)
特別枠を利用し、公立高校に進学。
運動、おしゃべり好きな女子に成長しました。
我が家はしない選択肢はなかった
我が家では、娘の知的障がいの告知は、最初からするつもりでいました。
なぜなら、娘が自身の特性を理解し、自己肯定感を高めて生きていくためには、障がいについて隠すのではなく、ありのままの自分を受け入れることが大切だと考えたからです。
もし、自分の障がいをきちんと把握していなければ、合わない環境を選択し、余計苦しんでしまうという事も考えられます。
また、本人が周囲からの理解を得ることで、必要な支援を受けやすく、将来、スムーズな社会生活を送ることができる可能性が高まるということもしっかりと本人に話しておこうと思っていた理由の1つです。
いつ告知した?
娘が初めて自分の障がいについて理解したのは、小学校中学年頃だったと思います
それまでは、
なんでみんなと違って自分はできないんだろう
と思ってはいたようですが、私自身も
得意不得意は誰にでもあるんだよ
と教えてきました。
それは、初めから「私はやってもできないんだ、障がいだから」と思ってほしくなかったからです。
頑張ればできることもたくさんある、その頑張りを止めてほしくなかったんですね。
(得意)不得意という言葉の範囲ではカバーできないくらい、娘の能力の限界を感じた小学校5年生のときに、しっかりと障がいの説明をし、子ども自身の状況を説明しました。
告知したことによってその後どう?
娘は現在、高校に通っています。
自分の障がいを理解し、それを受け入れることで、困難な状況にも前向きに取り組むことができるようになりました。
また、周囲に具体的にサポートのお願いを自分で伝えることができるので、理解も得やすく、充実した学校生活を送っています。
自分は○○が苦手だから、○○というところを手伝ってほしい、と言えるので周りの友達も協力してくれます。
告知はあくまで一つの選択肢
障がいの告知は、お子さんの人生に大きな影響を与える重要な決断です。
しかし、それは唯一の選択肢ではありません。
大切なのは、お子さんの特性や状況を理解し、ご夫婦でよく話し合い、最善の選択をすることです。
もし、告知をするかどうか迷っているのであれば、専門医や療育の先生などに相談してみるのも良いかもしれませんね。
同じ悩みを抱える親御さんたちのご意見も参考になるかもしれません。
まとめ
お子さんに障がいを伝えるかどうかは、正解も不正解もありません。
大切なのは、お子さんの幸せを第一に考え、ご夫婦でよく話し合い、最善の選択をすることです。
今回は、我が家の事例を挙げました。
このブログ記事が、少しでも多くのお役に立てれば幸いです。