静岡てんかん・神経医療センターへ1週間の検査入院をした娘ですが、その時の検査について
書いておきますね。
もし今、てんかんで悩まれている方がいたら、少しでも役に立てばうれしいです。
検査に至るまでの経緯については、こちらにまとめています。



てんかん検査入院での実際の検査
実際に行った検査はこちらです。
・長時間脳波検査(画像あり)
・脳波検査(短時間)
・MRI検査
・発作時スペクト検査
長時間脳波検査
脳波を取る電極をつけながら、夜をまたいだ12時間ほどの脳波を取る検査です。
同時にビデオも撮影されているので、発作時の脳波と同時に子どもがどのような行動をとっているか、どのような動きをしているかがわかります。
- 電極とつながっているので、動ける範囲が決まっている。
- お手洗いに行きたいときは外してもらう。
- 夜でも電気が消せずに明るいので親は寝れない…
これがきつかったです。
子どもがその場で遊べるような本、DVDなどを持っていくことをお勧めします。そして、

アイマスクは必須です
ほんと明るくて寝れません←しつこい‥(笑)
脳波検査(短時間)
一般的な脳波検査ですね。
頭に電極を付けて脳波を取ります。寝てもらっての検査になります。
この時は、脳波検査とともに、風車を口で拭いて回したり、光をチカチカ当てたり負荷をかけながらの検査で、脳波をチェックしてます。



やっぱり寝るのは難関。寝に入るときの脳波が必要なので、手こずるときは結構長丁場…。
MRI検査
よくあるMRI検査ですね。
子どもは大きな音で動いてしまうこと多いので、寝かせてから検査をします。
前日は寝不足気味にしておいてください、と言われましたが



無理すぎる…
眠剤を飲ませて検査しますが、覚醒した後に不機嫌になるのよね…と保護者からは評判よくありませんでした。
まあ、無理やり寝かされるわけですし、大人でも調子狂いますね。
発作時スペクト検査
専門家ではないので、ざっくりな説明になりますが、
造影剤を入れて、発作時に脳のどの部分が反応するかの検査です。要するに、脳のどの部分で発作が起きているかを調べる検査ですね。
説明があったので、引用しておきますね。
スペクト(SPECT)は脳に流れている血液の量を調べる検査であり、てんかん焦点の検索には欠かすことが出来ない重要な検査の一つである。
先に述べたとおり、CTやMRIは脳の形を見る検査法であり、脳の形がゆがんだり、一部欠損したりしていればこれでわかるが、てんかん患者では脳の形にゆがみや欠損がなくとも、その部の機能が落ちている場合がよくあることである。形は正常だが、働き(機能)が落ちているというのがそれである。
このSPECT検査はごく微量の放射性物質を含む薬(放射性薬剤)を静脈内に投与し、その放射性薬剤の分布状態などから、脳の血流(血液の流れの状態)をみる検査で、血流が豊富なところは赤く、貧弱なところは青くうつる。てんかん以外にも脳梗塞や脳出血・痴呆などの診断や治療効果の評価などにも用いられる。
https://www.mkclinic.jp/tenkan-room/kensa-shindan/onuma_60/
こんな検査もしていただきました。
検査を受けてみて
今思い出せる検査はこんな感じですが、それに基づく先生の所見を聞いたり、今後の方針を考えたりと、入院中はそこそこ落ち着かなく過ごしていたような気がします。
地元の総合病院では、専門の先生がいらっしゃらなかったことで不安が大きかったのですが、専門病院に思い切って入院してできる検査をしていただいたことはとてもよかったです。
我が家のような例はそう多くはないかと思いますが、てんかんがわかって不安に思われている方、どうしようと思われている方の参考になればとてもうれしいです。
まだまだ、てんかんの治療は続きます‥。